【保存版】ダルタン調査事務所の実力。便利なツールが無い時代、探偵は高スキルが求められた。

東京・神奈川・横浜 探偵 浮気調査

横浜で探偵業28年、ダルタン調査事務所です。

代表の橋本が探偵を始めたのは1991年。

携帯電話も普及していない時代、探偵社を知るのには電話帳を開くしか無い頃の話です。

以来この道一筋に経験と実績を積み重ねてきた、橋本のこれまでの経歴をどうしても皆様にお伝えする場を設けたいと思い、この記事を書いています。

あの時代から現場をやっている探偵はスキルが高く、忍耐力が備わっている。

この言葉が意味するところを皆様にお伝えしたいのです。

(この記事は橋本への取材内容を元に構成しています。)

1991年の黄金町。それは「濱マイク」そのもの。

私が探偵を目指してやってきたのが1991年の4月5日。初めて住んだのは横浜。

当時は電話帳でしか探偵社を知る機会がなく、横浜の探偵社を調べては電話をかけました。面接に行った探偵社では広い部屋にズラッと机が並び、刑事ドラマで見るような雰囲気が漂っていたのを思い出します。

電話をかけ続ける中で一件だけ「来ていい」と言われた探偵社がありました。それが黄金町にあったアーク横浜探偵局(現在廃業)。中身はあの「濱マイク」そのものです。扉を開けるとご想像通りの強面な人達で、ヤバイところに来てしまったと。

アークに入って3日目くらいのことです。

当時は携帯電話も無いので手書きの依頼書と履歴書の写真を見せられ、それで現場に行かされました。紙を持っていくことはできず、「これ、明日6時からの現場」と言われるだけ。それで行ってこいと言われる。住所をメモして写真も持っていかずに見て覚えろと。スマホで確認するということができない時代、身長体重など特徴で覚えるしかない。横浜なんかだと車が多いのでナンバーを聞いておけばいい。それだけの情報で探す力は今だに電車で対象者を見逃さないスキルになって生かされています。記憶力も鍛えられたのは確かです。

当時の案件

アーク横浜探偵局は誰もが知る大きな事件から、あまりお金が出せない家庭のトラブル解決まで色んな案件が入ってくる探偵社でした。社長が人情味のある人で、子供を産んで産後ノイローゼ状態の奥さんからの旦那の浮気調査を「5万円でやりますよ」と受けていたり。当時、調査費用は大体1日15万円。それを1週間とか2週間5万円で受けちゃったりして。結局ノイローゼが原因だから被害妄想だったりするんですが。それでも見捨てずに付き合っていく人情味のある社長。

大きい案件になると素行調査、人探し、浮気調査も勿論ありましたが対象者が大企業の役職者や著名人、政治家なんかが多かった。誰が聞いても名前の分かる人を幾つも担当しました。だから今だに選挙の時期には依頼が来るんです。

そういう著名人が対象な調査を頼む時には結果を出せているかどうかで判断される。探偵社が結果を出すには浮気調査が一番。ただ企業の素行調査では何が結果なのか相手に見せないとわからない。一番多かったのは銀座の女性と付き合っていてだらしがないとか。どこどこの店にいた、とか。それだとつながりを知ることしかできなかったりする。昔はGPSはあったけど1日しか持たないし、車につけたところで移動はそれだけじゃない。素行調査で大事なのは、立ち寄り先だったり、タバコを吸っている、などそういった情報。学校の先生なのに道端でタバコ吸ってたら評判が下がる。そういう粗探しのようだけれど事細かな描写を報告書にしていくことが何より大事なんです。

依頼人へのリアルタイムの報告。借金してまで磨いた「調査力」

グーグルマップというのは今の調査業にもの凄く影響を与えたツールの一つです。それまでは住所を行った先々で探さないといけなかった。千葉の端の方に現場があったら、またそこまで行くわけにはいかない。その場その場で住所を抑えるのが大変でした。

探偵には作業が3つ4つあって、携帯が無いから追っていって映像を撮る。電車に乗るというなら切符を買わないといけない。そしてどこまで行くかはわかりませんから必ず一番高い切符を買う。当時の私なんて20代前半、金なんて持っていない。「今日300円しかないのに…」と思いながら借金までしてやっていました。電車もそうだけれど一番困るのが乗り換え。JRから東武野田線とか京浜急行とか。そういう世界でした。調査は今よりもっと大変だった。スキルが求められました。例えばタクシーで追っても初めての土地だと自分がどこにいるのかもわからない。映像を撮って報告書を書いて、徹底して追わないと詳細も書けなかったんです。

昔の人はそんな風です。昔の探偵はレベルが高いですよ、ナビもないし。

携帯電話が無いからこそやらなければならないことが多く、求められるスキルも難易度が高い。現場から帰って報告書を翌日には出さないといけない。深夜の12時に終わってから、今はスマホでメールできますけど、当時は電車の中で内容をまとめて、コンビニで200円払ってFAXで報告書を出していた。寝ないでやっていました。

アーク横浜探偵局も下請け案件とかだとリアルタイムで情報を依頼人に伝えないといけないので、それは今も昔も変わらない。住所がわからなければ図書館で住宅地図を見ながら1日がかりで探して。調査で適当なことやると信用が落ちてしまうから。昔の現場こなしていた人はスキルとそれくらいの忍耐力が備わっていると思います。

>続きは後編へ。

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