探偵・調査会社の見積りを徹底解剖。費用はどのように決まるのか。
東京・神奈川を中心に調査実績26年の「ダルタン調査事務所」ブログ担当です。
弊社は匠としての長年の経験と、これまで掴んできた証拠・結果の実績により、通常では難しいとされるハイレベルな調査を得意としております。
今回皆さんにお伝えしたいこと。それはダルタン調査事務所の「お見積りの出し方」についてです。
以前よりホームページにも料金表を細かく掲載しておりますが、初めて調査会社にご相談をされる方ならなおさら「どうやって調査するのかわからない」「証拠を掴むまでどのくらいの時間がかかるのかわからない」という状態では料金表を見てもピンと来ないのではないかと思います。
調査費用とはどのように決まっていくのでしょうか。
代表の橋本に話を聞きました。
費用算出には細かいヒアリングが必須
インタビュアー(以下、イ):橋本さん、ほとんどの探偵事務所のサイトには調査費用の記載がありますが、実際にはどのように決まっていくものなのでしょうか。
橋本:まず当然のことながら調査の細かい内容を聞かなければきちんとしたお見積りは出せません。
・ご自身と対象者がどんな関係で、どのような状況にあるのか
・頭を悩ませる要因となっている、課題はどこにあるのか
・どのような証拠を取得したいのか
・対象者の様子、行動パターン
・怪しさを感じる理由や行動
など。
これらを明確にせずには費用は出せないということを是非覚えておいていただきたいのです。なぜなら、対象者の情報をどれだけ把握しているかによって稼働工数が大きく変わってくるからです。
イ:具体的に教えてください。
橋本:例えば対象者が平日の17時までは会社にいることが明確なのであれば調査実施は17時以降で済みます。
一方でいつもどこにいるかわからない、いつ誰に会うのか想定もできないということであれば24時間体制での尾行・張り込みが必要になります。
弊社ダルタンは時間で費用が変わる料金体系ですのでこのように細かくヒアリングしないと金額が出てきません。逆に言えばなんとなくのザックリした見積もりはご提示していないということです。
ダルタン調査事務所の見積書(サンプル)
イ:では実際にはどのようなお見積書を作成しているのですか?見せていただきたいです。
橋本:サンプルを一つお見せしましょう。
これは2日間の夫の素行浮気調査を例に作成した見積書です。
対象者は東京都新宿区在住。
17:00〜24:00まで2日間の張り込みを想定しています。
15時間プラン 135000円
15時間を2日間に振り分けるとすると 25000円
調査員 2名体制、車1台、報告書の作成含む
※主にかかる経費
高速代 700円〜2000円
燃料費 2000円〜3000円
駐車場を使用した場合は実費。また、電車代も実費。
その他、対象者の動きで施設内を使用した場合も実費。
合計は税別で165,000円となります。これは大手調査会社では1日3時間ほどの費用に該当します。通常の探偵社でも1日6〜8時間の費用です。
■大事なことは「予算を踏まえ何ができるのか」。そして疑問をクリアにすること。
イ:このような見積書を元にご説明しているのですね。
橋本:はい。
また、忘れてはならないのが依頼者様のご予算です。
理想の調査方法はこちらも一番動きやすいのはもちろんですが、その分コストは嵩んでしまいます。
ご予算には上限がありますので、そこに合わせていくと、
・何ができて
・何が難しくなるのか
・その中でどこまでの証拠を掴むことができそうか
というのを依頼者様にご提案しながら一緒に考えて詰めていきます。
一つ一つ疑問をクリアにして進めますので、しっかりご納得いただいてから調査を開始します。その点ではお客様の精神的な負担も少ないと自負しています。その結果として弊社ではお客様とトラブルになったことは過去にありません。ゼロです。
■探偵社と依頼者様の間でトラブルが起こるのは、事前にリスクまで明確に伝えていないから
イ:それは驚きです。「探偵」への勝手なイメージですが、これだけ今世の中に調査会社が溢れているのでそれぞれ良し悪しはあると思いますが、どこの会社もトラブルは付き物だろうと思っていました。
橋本:依頼者様とトラブルに発展する原因は、依頼者様が「思っていたのと違う」という状況が発生したときですよね。あらゆることがご本人の中で事前に明確になっていれば防げることです。
そのため私が絶対に手を抜かないことの一つは、起こる可能性のあるリスクまで明確にお伝えすることです。「今回こういった調査方法で進めていこうと思いますが、それにはこういったリスクも伴います」と。そのリスクを隠してしまうことがトラブルの一番の原因だと考えています。
また調査というのはやってみないとわからないことばかりです。調査中も逐一状況をお客様にお伝えし、今の状況で最善の策は何なのか、それに掛かる工数などをご提案した上でお客様のご意向に沿って進めていきます。
イ:それは安心です。
橋本:やはり調査は実際には開始してみないと、どうなるかはわかりません。想定していなかったことが起こるなんて日常茶飯事です。
しかし、依頼者様が求める結果にコミットし、プライドを持って探偵をやってきた経験がどこに表れるかというと、想定外のことが起ったときの我々の「判断」です。
対象者があまりに警戒していて調査が難しいとなった場合や、あるいは調査は3日間の契約だったけれどももう一日あればここまでの証拠が掴めそうだ、など。これらを判断する感覚ばかりは経験が物を言います。
我々が追い求めているのはお金よりも「結果」です。
ですので後者に至ってはもう一日延長しても、もしかしたら証拠が掴めない可能性もありますが、掛かる工数と費用についても依頼者様とご相談し、やる・やらないを決断していただきます。
時には結果を出すためにある程度の費用をこちら側で負担して、調査を継続させていただくケースもあります。(依頼者様と合意が取れた上で。)
イ:依頼者様との向き合い方や仕事への姿勢が素晴らしいです。
もっと色々伺いたいところなのですが、今回の記事はこの辺にしてまた次回でお伝えしていこうと思います。
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